企業の枠組みを超えた交通事故死傷者ゼロに向けた取り組み
「タテシナ会議」の活動について


タテシナ会議とは?
毎年、交通安全に祈りを捧げる蓼科山聖光寺夏季大祭において自動車や関係する業界のトップ役員が一堂に会すことを受け、2019年に、交通事故死傷者ゼロの実現に向けて思いを共有し、協働するための場として初開催されました。2023年7月の開催時には、交通安全への想いと交通事故死傷者ゼロに向けた取り組みをさらに実効性のある活動にしていくための「分科会」も発足しました。
日本自動車工業会様、自動車メーカー(マツダ様、スバル様、スズキ様)、損害保険会社様、分科会企業代表者様、大学教授他
■トヨタイムズ関連記事
2025年8月:業界・企業の垣根を越え安全だけを考える夏の日 事故ゼロへ「今できること」
2023年7月:事故ゼロの鍵は“アイ” 企業の枠超え 安全への想い共有
2019年初回:「タテシナ会議はじまる」~交通事故死傷者ゼロへの挑戦~(前編)
2019年8月:「タテシナ会議はじまる」~交通事故死傷者ゼロへの挑戦~(後編)
分科会活動とは?
児童や高齢者など交通弱者への支援や自転車・二輪車が絡む事故、海外での事故などの課題に焦点を当て、5つの分科会で活動しています。発足以来、「交通事故死傷者ゼロの実現時期を少しでも早めること」を目標に掲げ、48の企業から約200名※が参画し、クルマ・人・交通インフラの三側面(「三位一体」)から、政府・自治体や関係機関とも連携を図り、活動を推進しています。
※2026年7月時点
<分科会における進捗>
| 分科会 | 進捗と方向性 |
|---|---|
| データ活用・ 危険地点 見える化 |
<概要> 各種データ(参画企業・組織が保有/住民協力によるもの等)の融合で、危険地点の推定精度を高め、地域でのより効果的な対策への活用を目指す。 <進捗> • 愛知県豊田市を事例に、車両、スマホ、事故情報、インフラからのデータ、住民目線のヒヤリハット情報等の融合による事故リスク評価モデルを構築。 • 現地確認や「交通安全フォーラム」等のイベント出展や地域コミュニティへの紹介を通じて、精度の検証や実効性のある活用方法の検討を継続中。 • 他分科会と連携したデータ活用の検証にも着手。 |
| <参画企業> | ![]() |
| 高齢者安全 運転支援 |
<概要> • 安全運転の継続から自家用車に頼らない移動手段の選択まで支援する仕組みづくりを通じて、地域の生活に寄り添いながら、高齢ドライバーが当事者となる交通死亡事故ゼロを目指す。 <進捗> •愛知県豊田市、広島県三次市、静岡県磐田市において、自身の運転を振り返るきっかけづくりや、ドライブレコーダーや加速度センサーを用いた運転診断サービスの効果検証等の活動を蓄積。 •現場での気づきや学びをもとに、「安全運転継続支援の仕組み」を立案し、各地域での実装に向けた検証に着手。 •自家用車に頼らない移動手段の選択支援についても、調査と検証を継続中。 •上記の活動を通じた課題認識に対する仮説検証を目的として、トヨタ・モビリティ基金を中心に「ドラトレ」、「ドラにゃむ」の実証実験を実施。 |
| <参画企業> | ![]() |
| 新しい児童への啓発 | <概要> • 危険な実体験を伴うことなく、児童が危険を察知/回避する能力を養うことができる新しい啓発方法を開発・展開する(VR、デジタルツインの活用など)。 <進捗> •児童と保護者等からのヒヤリハット体験と事故データや道路形状を掛け合わせて危険な地点を分析し、見える化/共有するヒヤリハット体験マップの自治体展開。 • VRを活用した児童向けの道路上の危険疑似体験ツールの開発、それらを活用した児童への体験学習の機会の提供。 • 児童への効果的な教育を目的とした、保護者向けアプリの開発、学校との連携による授業コンテンツの開発・実証。 •歩行中の交通事故死傷者数が最も多い年齢が「7歳頃」である社会課題の認知向上とその先の行動変容を目指し、「ナナまも」~7歳まもる!交通安全プロジェクト~を開始。地域のシンボルや人気キャラクターと連携した啓発を東海地域から展開。 |
| <参画企業> | ![]() |
| 自転車・二輪 | <概要> • インフラや通信と協調した技術の開発及びライフステージ別の新たな啓発手法開発・展開により、テクノロジーと啓発を融合し、人の行動変容を促す手法の確立を目指す。 <進捗> •事故防止、自転車利用者のルール順守向上を目的とした公道でのインフラ協調型(ITS)/スマートフォン連携型技術の有効性実証を継続。(豊田市・大田区・松山市・群馬県) •「自分ごと化」「納得できる」「行動に繋がる」をコンセプトに、 -高校生向けに、親しみやすさと実用性を両立したガイドブックの制作・配布および事故事例の動画を通して危険予測と安全行動の考え方を学べる高校授業用の教材を開発・全国の高校へ提供。(群馬県) -中学生向けに、ヒヤリハット体験マップ等を活用した生徒への学習プログラムの開発に着手。(今治市) • 自転車交通ルールを直感的に理解し、安全に走行できる環境づくりに向けて、 外国人サイクリスト向けに言語に依存しない直感的な案内やルール周知方法の検証を開始。(今治市) |
| <参画企業> | ![]() |
| 海外 | <概要> 交通事故死傷者が多いアジア地域に着目し、死傷者削減の抜本的な対策の検討、国内や海外における好事例の横展開も含む実践を進める。 <進捗> •特に二輪車による事故が約80%を占めるタイにおいて、官民学が連携する交通安全対策プロジェクト(TRUST)を推進。地域の関係機関との連携のもと、車両プローブ、CCTV、ドローン映像などのデータを活用した事故状況の把握、対策の検討、啓発活動を推進。 • 四輪・二輪が関与する事故の防止を目的に、四輪・二輪関連企業の共同プロジェクトとして啓発活動を実施。タイの伝統的な考え方をモチーフに「KUB-DEE-DAI-DEE(良い運転をすれば良いことが返ってくる)」と題し、死傷者の多くを占める若年層に向けてデジタルチャネルを通じて安全に繋がるメッセージを発信。 |
| <参画企業> | ![]() |
【動画】
たくさんの「ただいま」のために タテシナ会議分科会
【動画】
タテシナ会議 分科会活動について
■関連ニュースリリース
2025年7月:交通事故死傷者ゼロを目指す「タテシナ会議」、人の行動変容を図るために、「今できること」を議論 – 未来を担う子供達を守り、事故を減らすための行動に繋げる – | 一般財団法人 トヨタ・モビリティ基金
2023年12月:交通事故死傷者ゼロを目指す活動「タテシナ会議」の分科会、クルマ・人・交通インフラの三側面からの活動を本格化 - 分科会総会において一層の連携強化を確認 - | 一般財団法人 トヨタ・モビリティ基金
2023年7月:交通事故死傷者ゼロに向けた議論と仲間づくりの場「タテシナ会議」を開催 ―取り組み強化のための各社協働の枠組み、分科会も設置― | 一般財団法人 トヨタ・モビリティ基金
参画企業
<タテシナ会議 参画企業・組織一覧> ※順不同






