トヨタ・モビリティ基金、「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」と連動し、交通安全への取り組みおよび、アイデアコンテスト「Mobility for ALL ~ 移動の可能性を全ての人に」部門での活動を推進
2023.11.09
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation、以下「TMF」)は、愛知県豊田市を中心に、2023年11月16日~19日に開催されるFIA世界ラリー選手権(略称:WRC)「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」を機として、以下の活動を実施します。
1.交通事故死傷者ゼロを目指す「タテシナ会議*1」の取り組み:児童向けまちなか啓発「交通安全ひろば」の開催(WRCで豊田市が掲げる「交通安全の推進」と連動)
交通事故死傷者ゼロに向けた議論と仲間づくりの場「タテシナ会議」における「新しい児童への啓発」分科会*2では、豊田市や分科会参画メンバーの協力を得て、児童が楽しみながら、交通安全を学び・考えることができる場として、「交通安全ひろば」を開催します。
メインコンテンツの入れ替えなども含め、繰り返し来場いただくための仕掛けを用意し、児童だけではなく、家族で一緒に交通安全について考えるきっかけや、自らの交通安全意識を再点検する場づくりを目指して運営していきます。
日時: 2023年10月27日(金)~12月24日(日) 10時~18時
場所: 複合商業施設「T-FACE」A館6階 (豊田市若宮町1-57-1、豊田市駅隣接)
*2「新しい児童への啓発」分科会:児童の交通事故をなくすことを目指して、危険な実体験を伴うことなく、児童が危険を回避する能力を養うことができる啓発方法の開発などを目的とするタテシナ会議の分科会の一つ。
2.「Mobility for ALL ~ 移動の可能性を全ての人に」の体験型活動展示
障がいの有無にかかわらず誰もがモータースポーツ観戦を楽しむためのアイデアやソリューションの社会実装を目指すコンテスト「Make a Move PROJECT」の「Mobility for ALL ~ 移動の可能性を全ての人に」部門では、サーキット場内、及び、サーキット場までの移動課題解決や観戦を楽しむためのアイデア公募を通じ、本年度は国内外70件を超える応募の中から、12チームを採択しました。本年9月には、昨年度のファイナリスト8チームも合流の上、モビリティリゾートもてぎにおける実証実験も実施し、現在、最終選考を行っています。
今回、WRC会場で、競技と連動して、上記チームの一部活動を紹介する体験型の展示を行います。
日程: 2023年11月16日(木)~11月19日(日)
場所: 豊田スタジアム イベントエリア
参画チーム:
岡山放送株式会社 | リアルタイム手話実況の実現 |
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株式会社JDSC | 視覚障がいのある方がSNS上の関連コンテンツのフィードバックにより没入感を得られる観戦体験の提供 |
テクノツール株式会社(16(木),17(金)) | 肢体に障がいのある方がレーシングシミュレータを快適に操作する装置の体験 |
Humonii | 体の一部のように乗りこなす半自動運転車椅子の体験 |
Music Not Impossible(米国) | クルマのエンジン音やスピードを身体で感じる観戦体験の提供 |
なお、上記に加え、TMFでは、交通事故防止への貢献を目指して、WRCに連動して開催されるNPO法人グッドドライバー・レッスン(札幌市)による高齢者(60歳以上)向け安全運転レッスンを支援します。
プロドライバーが、モータースポーツで培った知識と技術を安全運転に活かすことを目的として、体験型レッスンを実施するもので、参加者が自身のドライビング技術や身体の状態を知り、車の安全技術についても学べる構成になっています。特に高齢ドライバーが楽しく安全運転についての意識を高めることができるため、これまでの参加者から満足度の高いフィードバックをいただいております。
今回はWRCスーパースペシャルステージ会場となる豊田スタジアムで、競技に続いて実施します。
日時: 2023年11月22日(水) 13時~16時30分
場所: 豊田スタジアム
トヨタ自動車は創業以来、お客様、ビジネスパートナー、従業員、そして地域社会等、全てのステークホルダーを尊重しながら、自動車を通じた豊かな社会づくりを目指して事業活動を行なっています。そして、より公益的な活動を行うことを目的に、2014年8月、TMFを設立しました。
TMFは、誰もが自由に移動できるモビリティ社会の実現に向け、幅広いプロジェクトを通じて世界中の移動課題の解決に取り組んでいます。今後も、トヨタグループが事業活動を通じて培った技術やノウハウを活用し、多様なパートナーとの協働を通して、国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)の考え方にも沿った活動を進めながら、人々が心豊かに暮らせる社会の実現に向けて貢献して いきたいと考えています。
- 今回の取り組みに関連する SDGs の目標:
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参考資料