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トヨタ・モビリティ基金、ドイツ・ビットブルク地域での住民の移動や困りごとを支援するアプリ、「ローカルヘルパー」を開発、ソースコードを公開

一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation、以下「TMF」)はドイツのエルケーニッヒ社(Erlkönig.io)と共に、日常生活で「支援を必要とする人」と「支援が可能なボランティア」を仲介するアプリ、「ローカルヘルパー」を開発し、2020年よりドイツのビットブルク地方で展開してきました。

2023年5月より、「ローカルヘルパー」のソースコードをGIT-HUB(※)上に公開し、他地域でも無償で活用できるように致しました。

「ローカルヘルパー」は新型コロナウィルスの感染拡大に加え、2021年にドイツで発生した大規模洪水により移動などが制限された住民と、支援を望むボランティアを仲介できるよう開発された、無償アプリです。このアプリは中山間地域であるビットブルク地方において、活用されています。(アプリはドイツ語のみ)

ボランティアの方々は誰でも、支援可能な内容を「ローカルヘルパー」に無料で登録できます。また、住民は困りごと、例えば重い荷物を運んで欲しい、話し相手が欲しい、家事を手伝って欲しい、近くの病院まで送って欲しい、などの依頼事項をアプリに入力することで、ボランティアの紹介を受けることができます。

「ローカルヘルパー」のソースコードの公開を通じ、他地域での無償による活用に加え、例えばコールセンターでアプリを運用することで、スマートフォンやその他のインターネット接続を持たない住民でも、仲介サービスを受けることが可能になります。

トヨタ自動車は創業以来、お客様、ビジネスパートナー、従業員、そして地域社会等、全てのステークホルダーを尊重しながら、自動車を通じた豊かな社会づくりを目指して事業活動を行なっています。そして、より公益的な活動を行うことを目的に、2014 年 8 月、TMF を設立しました。

TMF は、誰もが自由に移動できるモビリティ社会の実現に向け、幅広いプロジェクトを通じて世界中の移動課題の解決に取り組んでいます。今後も、トヨタグループが事業活動を通じて培った技術やノウハウを活用し、 多様なパートナーとの協働を通して、国連が定める SDGs(持続可能な開発目標)の考え方にも沿った 活動を進めながら、人々が心豊かに暮らせる社会の実現に向けて貢献していきたいと考えています。

ローカルヘルパーアプリ サンプル画面

※GIT-HUBについて
・GIT-HUBは米国のGitHub, Inc.が開発したオープンソースプロジェクトで使用するプラットフォーム
(出展:GIT-HUB website https://github.co.jp/about )
・GIT-HUBはGitHub, Inc.の登録商標です

今回の取り組みに関連する SDGs の目標:
  • 11 住み続けられるまちづくりを

参考資料

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