トヨタ・モビリティ基金、 「地域に合った移動の仕組み作り」に向けた 活動助成金に関する公募を開始
2018.10.30
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation。以下、「TMF」)は、「地域に合った移動の仕組み作り」に取り組む日本国内の地方公共団体やNPO等を支援する助成金プログラムを設立し、公募を開始します。
TMFは2016年より、過疎化による公共交通の縮小や高齢化によって発生した移動課題の解決のための新たな仕組みづくりを行うプロジェクトや、地域に合った移動の仕組みの作り方や全国の好事例を紹介するガイドブック発行などを行ってきました。
上記活動を通じて、持続可能な移動の仕組み作りには、情報技術の活用や、地域の様々な分野(交通、福祉、教育、医療、観光等)で活動する多様なプレイヤー(行政、市民、公共交通事業者をはじめとした企業、NPOなど)の連携が重要であることを学びました。そこで、この学びを活用し、イノベーティブな方法で地域に合った移動の仕組み作りに取り組む地方公共団体、NPO等の市民団体、民間企業、各種法人の活動を支援する助成プログラムを設立しました。
また本助成プログラムを通じて得られる各地の事例や学びを「地域に合った移動の仕組み」Webサイトで紹介し、同様の活動を行う方々にとって情報共有の場を提供することを目指しています。
「地域に合った移動の仕組み作り」 助成プログラムの公募に関する詳細は、以下のWebサイトをご覧ください。
「みんなで作る地域に合った移動の仕組み」Webサイト http://min-mobi.jp/
TMFは、2014年8月の設立以来、豊かなモビリティ社会の実現とモビリティ格差の解消に貢献することを目的に、タイやベトナム、インド、ブラジルでの交通手段の多様化や、日本の中山間地域における移動の不自由を解消するプロジェクトへの助成のほか、障害者向けの補装具開発を支援するアイデアコンテストの実施、水素研究の助成、人工知能による交通流最適化の共同研究など、世界のモビリティ分野における課題に取り組んでいます。
今後も、トヨタの技術・安全・環境に関する専門知識を活用しながら、大学や政府、NPOや調査研究機関等と連携し、都市部の交通課題の解消、パーソナル・モビリティ活用の拡大、次世代モビリティ開発に資する研究などの取り組みをすすめていきます。
参考資料