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トヨタ・モビリティ基金、 誰もが利用しやすい公共交通サービスの実現を目指す アイデアコンテストにおいて、実証実験を行う2チームを選出

一般財団法人 トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation。以下「TMF」)は、ベルリン市交通局(Berliner Verkehrsbetriebe)や、地域の公共交通を担うドイツ鉄道(Deutsche Bahn)等と共に実施した、高齢者や障がい者が利用しやすい公共交通サービスの実現を目指すアイデアコンテスト「Accessible Transport for Berlin Challenge」において、実証実験を行う2チームを選出しました。

本コンテストは、高齢者や障がい者に優しい公共交通サービスの実現に向けて、世界中からアイデアを募集したもので、1月21日から3月11日の応募期間中に266のアイデアが寄せられました。書類選考を通過した12チームが、公共交通機関との実証実験の実施に向けてソリューションの提案を行い、以下の2チームが選出されました。

  • BeeSonix社 (ドイツ) https://beesonix.de/
    音声ガイダンスが無い場所や、地下等のGPS機能が利用できない場所でも、視覚障がい者が不自由なく移動できよう、超音波ビーコンの位置情報を活用したスマートフォン用の道案内アプリを提供します。ベルリン市交通局と共に実証実験を行います。
  • Bischof 社- Innovation & Technology 社 (オーストリア) http://www.bischof-it.at/
    スマートフォンアプリの簡単な操作によって、利用者が管制センターや家族に支援を求めることができるビデオアシスタントシステムを構築します。音声、動画、地図等の情報を統合したシステムにより、道案内だけでなく、急病時や、障がい者が支援を必要とする際に利用することを想定しています。ドイツ鉄道と、首都ベルリンおよび周辺地域の交通網の整備を進めるベルリン・ブランデンブルグ運輸連合(VBB)と共に、実証実験を行います。

コンテストの詳細は公式サイトを参照 (英語のみ)
「Accessible Transport for Berlin Challenge」公式サイト
https://www.betahaus.com/accessible-transport-challenge

TMFは、2014年8月の設立以来、豊かなモビリティ社会の実現とモビリティ格差の解消に貢献することを目的に、タイやベトナム、インド、ブラジルでの交通手段の多様化や、日本の中山間地域における移動の不自由を解消するプロジェクトへの助成のほか、障害者向けの補装具開発を支援するアイデアコンテストの実施、水素研究の助成、人工知能による交通流最適化の共同研究など、世界のモビリティ分野における課題に取り組んでいます。
今後も、トヨタの技術・安全・環境に関する専門知識を活用しながら、大学や政府、NPOや調査研究機関等と連携し、都市部の交通課題の解消、パーソナル・モビリティ活用の拡大、次世代モビリティ開発に資する研究などの取り組みをすすめていきます。

参考資料

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