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トヨタ・モビリティ基金、インド・ムンバイ市にて 地下鉄の利便性向上に関するアイデアコンテストにおいて、 実証実験を行う3チームを選出

一般財団法人 トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation。以下「TMF」)は、インドのムンバイ市で実施した市民にとってより快適で安全なモビリティモデルの構築に向け、地下鉄の利便性の向上等をテーマとしたアイデアコンテスト「Mumbai STAMP (Station Access and Mobility Program)」において、実証実験を行う3チームを選出しました。

本コンテストは、ムンバイ都市圏開発公社やムンバイ交通警察といった政府関係者の他、地域の交通事業者等の協力を得て、駅構内の混雑緩和、シームレスな移動の実現、ラストワンマイルの移動サービス、より便利な情報提供方法等のアイデアを募集しました。
起業家、IT企業、市民といった様々な立場の方から80件の応募があり、書類選考等による審査を通過した14チームが実証実験の実施に向けてソリューションを提案し、3チームが選ばれました。選出されたチームは、専門家らによる助言や、最大約360万インドルピー(5万米ドル)の費用支援を受け、以下のテーマに関する実証実験を2020年1月中旬から行う予定です。実証実験の結果を、関係者と共有し、今後のインド国内における地下鉄の利便性向上のために活用していきます。
さらに、大規模輸送システムとその周辺環境が整備されることで、市民にとって鉄道、地下鉄、自動車等、多様な交通手段が共存するシームレスで快適なモビリティモデルを構築し、より良いモビリティ社会の実現に向けて、本活動が寄与することを目指しています。

[実証実験のテーマ]

  • 地下鉄利用者の混雑緩和と利用者の分散等による最適化、人工知能を搭載したカメラやセンサーの技術の活用
  • 地下鉄駅へのファースト・ラストマイルのアクセス手段の向上

[選出されたチーム]

アイデアコンテストの詳細は公式サイトを参照(英語のみ)
https://wricitieshub.org/STAMP/

TMFは、2014年8月の設立以来、豊かなモビリティ社会の実現とモビリティ格差の解消に貢献することを目的に、タイやベトナム、ブラジルでの交通手段の多様化や、日本の中山間地域における移動の不自由を解消するプロジェクトへの助成のほか、障害者向けの補装具開発を支援するアイデアコンテストの実施、水素研究の助成、人工知能による交通流最適化の共同研究など、世界のモビリティ分野における課題に取り組んでいます。今後も、トヨタの技術・安全・環境に関する専門知識を活用しながら、大学や政府、NPOや調査研究機関等と連携し、都市部の交通課題の解消、パーソナル・モビリティ活用の拡大、次世代モビリティ開発に資する研究などの取り組みをすすめていきます。

参考資料

今回の取り組みに関連する SDGs の目標:
  • 3 全ての人に健康と福祉を
  • 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 15 陸の豊かさも守ろう
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