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車椅子利用者への「日常生活の不便」に関する 調査結果

 一般財団法人 トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation。以下「TMF」)は、英国NPOのNESTA(※)をパートナーとして実施中の下肢麻痺者の補装具に関するアイデアコンテストであるモビリティ・アンリミッド・チャレンジ(以下MUC)において、世界5カ国(英国、米国、日本、インド、ブラジル)の車椅子利用者が直面する「日常生活における不便」に関するアンケートを実施し575名から回答を得ました。

 調査結果によると、89%の利用者が身体的な不快感や痛みを経験し、49%が目的地への移動に支援を必要とし、さらに公共交通機関の利用を拒否された経験があると回答した利用者は23%に上るなど、下肢麻痺者を始めとする車椅子利用者にとって、より革新的なモビリティデバイスや新技術が必要であることが読み取れます。
● 調査結果の詳細情報:MUC公式ブログ(英語のみ)内の以下URLにて公開https://mobilityunlimited.org/blog/9-out-10-wheelchair-users

 TMFのプログラムディレクターのライアン・クレムは以下のように述べました。「依然として多くの車椅子利用者の方が不自由を経験していることに改めて驚いており、この分野でのイノベーションの必要性を再認識しました。MUCではソーシャルメディアを通じ意見を募集しており、望ましいモビリティデバイスや機能に関するコメントが寄せられている。MUCが日常の不自由を解消するイノベーションや新技術誕生のきっかけとなることを願っています。」

 NESTAのシャーロット・マッケン氏 は 「MUCは下肢麻痺者の補装具に関するアイデアコンテストですが、結果として誕生する技術は、より多くの人々の生活を改善する可能性を秘めています。モビリティへの要望を認識しており、その実現を支援したいと考えています」と述べました。

● 「モビリティ・アンリミテッド・チャレンジ」に関する詳細情報 公式Webサイト mobilityunlimited.org (英語のみ) 紹介ビデオ https://youtu.be/5bE-Qg9yHX0 (英語のみ)

 (※) NESTA: https://www.nesta.org.uk/
英国国立科学技術芸術基金(National Endowment for Science, Technology and the Arts)を母体とした英国NPO。科学・技術・芸術における個人および団体による先駆的なプロジェクトや人材育成を支えるイノベーション推進機関