クアラルンプールにおいて、革新的なモビリティの実現を目指す
クアラルンプールにおいて、革新的なモビリティの実現を目指す
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クアラルンプールにおいて、革新的なモビリティの実現を目指す

持続可能な都市に向けたアイデアコンテストで優秀提案チームを選定

クアラルンプールを含むアジア主要都市では人口増加と都市化が加速しており、 その基盤を支えるインフラや資源に大きな負担が生じています。

アジア大都市人口

そこでトヨタ・モビリティ基金(TMF)は、2020年2月、各種デジタルデータを活用し、将来のモビリティや、より効率的で持続可能な都市計画の実現につながる、革新的なアイデアを世界中より募集するコンテスト「City Architecture for Tomorrow Challenge(CATCH)」をマレーシアの首都クアラルンプールで実施しました。

97件の応募の中から2社の提案を選定

「クアラルンプール市民の生活の質の向上に貢献する」という本コンテストの目的と「すべての人に移動の自由を」というTMFの想いを踏まえた応募が、世界中の97チームから集まりました。さまざまな分野の専門家で構成される審査員チームが「創造性」「実現可能性」「持続可能性」などの基準に基づき、すべての提案を評価。その結果、アメリカのNumina社とオーストラリアのKERB社の2つのチームが優秀提案チーム選出されました。

Numina社の提案は、センサーやプライバシー保護技術を使い、路上や公共の場での人や物の動きを分析・予測して交通インフラの整備に活用するというもの。限られた時間や予算などのリソースをより効率的に活用して都市整備を進めることができます。

アジア大都市人口

一方KERB社は、企業や官公庁の駐車場の使用状況を把握し、スマホアプリで予約から料金支払いまでできるシステムを提案。空きスペースの活用を促進する効果が期待できます。

アジア大都市人口

引き続き実装に向けた取り組みを支援

優秀提案チームに選定されたNumina社とKERB社には、開発支援金としてそれぞれ25万ドルがTMFより授与され、現在、交通データに関する政府系公社の専門家と連携しながらクアラルンプール市内で実証実験を進め、提案内容の実装に取り組んでいます。
TMFは両社の活動を引き続き支援しながら、今回のコンテストで得た知見や経験を、他地域や他国でのモビリティ課題の解消に向けて活用していきます。

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