トヨタ・モビリティ基金/タテシナ会議「新しい児童への啓発」分科会、 新入学シーズンを前に、「7歳頃の交通事故」防止を啓発する 「ナナまも」~7歳まもる!交通安全プロジェクト~を開始
- 名古屋市・愛知県警をはじめとした多様なステークホルダーと共に、まずは東海3県に向けて同問題の認知向上を図る活動をスタート
- 名古屋のシンボル「ナナちゃん人形」が園児姿に変身し、歩行中事故が増える小学校入学を前に、保護者や地域社会に備えを呼びかけ
~7歳まもる!交通安全プロジェクト~ロゴマーク
小学校入学前の幼稚園児姿に変身
愛知県警察本部の「コノハけいぶ」
も登場
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(理事長:豊田章男、Toyota Mobility Foundation、以下「TMF」)は、交通事故死傷者数ゼロに向けた「タテシナ会議」※1の「新しい児童への啓発分科会」※2の活動として、歩行中の事故死傷者数が最も多い年齢が「7歳頃」であるという社会課題の認知向上に取り組む「ナナまも」~7歳まもる!交通安全プロジェクト~を開始します。
児童は、小学校入学を機に登下校等で一人での行動が始まる一方で、小学3年生頃までは危険を察知し、回避する能力が未発達であるため、歩行中の交通事故が最も多いことが分かっています。本プロジェクトでは、「7歳」をシンボルとして取り上げ、多くの方にその事実を認知いただき、保護者・ドライバー・自転車など、さまざまな立場から、児童が事故に遭わないための“アクション”につなげる等、児童を社会で守る機運醸成に貢献することを目指します。
最初の取り組みとして、東海3県(愛知県・岐阜県・三重県)における2026年4月の新入学シーズンに向けたこの問題の認知拡大を目的に、地域のシンボルである名鉄百貨店前の「ナナちゃん人形」や、親しみあるキャラクターたちとのコラボレーションを通じた情報発信などを推進していきます。

【「ナナまも」~7歳まもる!交通安全プロジェクト~開始の背景・目的について】
交通事故総合分析センター(ITARDA)のデータからの累計(2018-2024年)によると、歩行中の事故死傷者数が最も多い年齢が「7歳」となっており、小学3年生頃に該当する9歳頃までの事故死傷者数が突出しています。
小学校入学を機に、登下校や放課後の遊びなど、親の手を離れて一人歩きをする機会が増える一方で、児童の事故の危機回避能力が未発達であること(大人と比較して、視覚や聴覚から車と自分の距離を測ることは困難で、視野は大人の3分の2程度)、また、車から見ても、身長が低い小学校低学年の児童は視認性が低いことが主な要因とされています。
ウェブサイトより引用
本分科会では、一般的に「魔の7歳」等で表現されることの多いこの問題の全国での認知度を2025年4月に調査※3したところ、全世代の認知度は約3割、そのうち4-10歳の子を持つ親の認知度は44%、なかでも4-5歳の子を持つ親の認知度は37%と特に低いことが分かりました。
そのため、まずは、保護者や教育現場、地域社会等が広くこの問題を認知することで、さらなる意識向上や児童の行動変化に向けた働きかけにつながると考え、本プロジェクトを開始しました。
【東海3県における同プロジェクトの概要について】
本プロジェクトの連携先である愛知県警察本部によると、令和7年(2025年)の愛知県内における交通事故死者数は112人で、交通事故統計が開始された昭和23年(1948年)以降で最少となりました。県の全国順位はワースト7位で、前年(令和6年)のワースト2位から改善しています。
同年中に交通事故で死傷した小学生は694人(うち死者1人)。内訳として、小学1年生の死傷者は83人(歩行中30人、自転車乗用中12人、自動車同乗中40人、その他1人)でした。学年別では、自転車乗用中の事故が多い小学6年生が136人で最も多い一方、歩行中の死傷者は小学1年生が30人で最多、次いで小学2年生が27人となり、低学年ほど歩行中の事故に遭う割合が高い傾向が見られます。
本プロジェクトでは、東海3県の多くの生活者が利用する名古屋駅を中心にして以下の取り組みを推進していきます。
1.「ナナちゃん人形」とのコラボレーション
半世紀以上親しまれている地域のシンボルであり、7(ナナ)歳と名前の共通点がある「ナナちゃん人形」とのコラボレーションによる同問題の啓発を行います。
2026年1月21日(水)から1月27日(火)までの1週間、4月の入学前の備えを呼びかける目的で、ナナちゃん人形が「横断歩道を渡る練習をする園児姿」に変身します。
ナナちゃん人形が渡る横断歩道は、名古屋市が導入を進めている緑色のカラー化を施したデザインにしました。これは、子どもたちを守るため、通学路であることを示し、ドライバーに対して注意を促すことを目的としたものです。
さらに、新入学シーズン前の2026年3月に、保護者に入学直前の通学路の安全チェックなど、具体的な事故防止のアクションについて考えていただくことや、ドライバーや自転車利用者をはじめとした地域の生活者に注意喚起を呼びかける目的で、再度コラボレーションを予定しています。

2.名古屋市内の全小学校に
「うんこ先生『新1年生を守る』交通安全リーフレット」21,000部を寄贈
2026年1月から名古屋市内の全小学校で開催される新入学
児童に対する保護者説明会で配布いただくため、子どもに大人気のキャラクター「うんこ先生」を持つ株式会社文響社とのコラボレーションで制作をした「うんこ先生『新1年生を守る』交通安全リーフレット」21,000部を寄贈しました。

3.地域のキャラクターとのコラボレーション
地域社会に親しまれている東海3県の人気キャラクターたちとの連携で、同問題の周知を行っていきます。
「ナナまも」~7歳まもる!交通安全プロジェクト~発表日の1月21日(水)には、園児姿のナナちゃん人形前で、名古屋市公式のマスコットキャラクター「はち丸」と愛知県警本部のシンボルマスコット「コノハけいぶ」が、「うんこ先生『新1年生を守る』交通安全リーフレット」計500枚を配布しました。
4.その他
- 多くの未就学児・小学校低学年児童と保護者が鑑賞する映画の上映前広告や、名古屋駅エリアのサイネージ広告を通じた周知を行うことで、新入学シーズンを前に、この問題の認知向上を目指していきます。
- 名古屋市が開催する「交通安全フェスティバル」(2026年1月31日(土)イオンモールNagoya Noritake Garden)において、本分科会で開発しているバーチャルリアリティを活用した、道路上の危険の疑似体験の場を提供します(VRゴーグル使用のため7歳以上が対象)。今後も多くの児童が安全な行動を楽しみながら学べるツールの開発を推進していきます。
関連リンク・参考資料
- タテシナ会議 とは
毎年、交通安全に祈りを捧げる蓼科山聖光寺(長野県茅野市)の夏季大祭において自動車や関係する業界のトップ役員が一堂に会すことを受け、2019年に、交通事故死傷者ゼロの実現に向けて思いを共有し、協働するための議論の場として本会議が初開催されました。2023年7月の第2回開催時には、交通安全への想いと交通事故死傷者ゼロに向けた取り組みをさらに実効性のある活動にしていくための5つの「分科会」も発足しました。
分科会では、児童や高齢者など交通弱者への支援や自転車・二輪車が絡む事故、海外での事故などの課題に焦点を当て活動しています。発足以来、「交通事故死傷者ゼロの実現時期を少しでも早めること」を目標に掲げ、現在までに44の企業から約200名※が参画し、クルマ・人・交通インフラの三側面(「三位一体」)から、政府・自治体や関係機関とも連携を図り、活動を推進しています。 ※2025年12月時点
▼タテシナ会議・分科会活動に関する詳細 https://toyotamobilityfoundation.jp/activity/traffic_safety/tateshina_meeting.html - 新しい児童への啓発分科会 とは
タテシナ会議の中にある5つの分科会のうちの1つで、児童の交通事故をなくすことを目指して、危険な実体験を伴うことなく、児童が危険を回避する能力を養うことができる啓発方法の開発などを目的としています。
トヨタ・モビリティ基金とともに本活動に参画する企業および団体は以下のとおりです(五十音順)。
あいおいニッセイ同和損害保険(株)、(株)SUBARU、損害保険ジャパン(株)、ダイハツ工業(株)、(株)デンソー、豊田合成(株)、トヨタ自動車(株)、(株)豊田自動織機、トヨタ車体(株)、豊田通商(株)、トヨタテクニカルディベロップメント(株)、(公財)豊田都市交通研究所、トヨタ不動産(株)、トヨタホーム(株)、日野自動車(株)、ブリヂストンサイクル(株)、三井住友海上火災保険(株) - 児童の交通安全に関する保護者の認知度調査に関するリリース(2025年6月)
https://toyotamobilityfoundation.jp/news/release/0149.html
お問い合わせ
トヨタ・モビリティ基金 タテシナ会議 「新しい児童への啓発」分科会担当
お問い合わせフォーム
橋本/丸谷080-9351-3985/080-5979-2004(受付時間:8:30~17:30 土・日祝日除く)
トヨタ自動車は創業以来、お客様、ビジネスパートナー、従業員、そして地域社会等、全てのステークホルダーを尊重しながら、自動車を通じた豊かな社会づくりを目指して事業活動を行なっています。そして、より公益的な活動を行うことを目的に、2014年8月、TMFを設立しました。 TMFでは、モビリティを通じた豊かな社会づくりへの貢献に向けて、世界中で移動課題への対応をはじめとした幅広いプロジェクトに取り組んでいます。

TMFは、幅広いプロジェクトを通じて培った技術やノウハウを活用し、多様なパートナーとの協議を通して、国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)の考え方にも沿った活動を進め、持続可能な社会の実現に向けて貢献していきたいと考えています。


