トヨタ・モビリティ基金/「タテシナ会議」分科会、愛知県豊田市と共同で「交通安全フォーラム“安全安心に、生きる。地域と取り組むジコゼロ大作戦”」を開催

一般財団法人トヨタ・モビリティ基金（理事長：豊田章男、Toyota Mobility Foundation、以下「TMF」）は、交通事故死傷者ゼロに向けた議論と仲間づくりの場「タテシナ会議」分科会活動の一環として、愛知県豊田市と共同で「交通安全フォーラム“安全安心に、生きる。地域と取り組むジコゼロ大作戦”」を2025年12月20日に開催しました。

本フォーラムでは、一人ひとりが、自分自身や大切な人の命を守るための交通安全の大切さについて、改めて考えていただけるような機会として、様々な立場からの思いの共有や特に自転車の交通反則通告制度（青切符）が導入されることを踏まえ、自転車利用ルールの周知、自転車事故削減に向けた啓発活動の展示等を実施しました。

はじめに、特別講演として、愛媛県松山市ご在住の渡邉明弘氏より、自転車運転のヘルメットの大切さについて、2014年にご子息を亡くされたご遺族の立場からお話しいただきました。
続いて、石川県金沢市ご在住の三國成子氏より、住民と行政との協働による交通安全の実践をお話しいただきました。

タテシナ会議分科会からは、交通事故死傷者ゼロに向けた、技術とデータを活用した最新の取り組みおよび自転車事故削減に向けた取り組みを紹介しました。

また、豊田市は、市の施設・啓発の交通安全施策、高岡支所や猿投支所における住民発意型の交通安全に関する地域課題解決事業の紹介・展示等を行い、トヨタ自動車も、市と協力して進める自転車のヘルメット着用等に関する啓発を実施しました。

＜ご参考①＞
渡邉氏ご講演より抜粋

• 大地が自転車で信号の無い横断歩道を渡っている際、同じタイミングで交差点に進入した車両に気をとられたトラック運転手に命を奪われました。大地の部屋に残されていた折り紙の花束は母親への誕生日プレゼントでした。妻は大地からの最後のプレゼントを抱きしめて泣き続けました。
• 愛知県の信号の無い横断歩道での自動車の停止率が大きく下がっている傾向に私は危機感を持っています。自転車に乗る時はヘルメットを必ず着用して、命を守ってほしい。
• 私が主に四国で広めているユニークな交通安全マナー「ハザードランプコミュニケーション」も一つの手段として活用して、子供たちの命を守る行動を起こしてほしい。

三國氏ご講演より抜粋

• ヨーロッパ訪問により、人が目的に応じて交通手段を選択できるためには、安全に利用しやすい交通環境と弱者を保護するルールが基本であることを知りました。
• 金沢市における住民参加型の自転車・歩行者安全マップ作成と行政との意見交換を通じて、視界を妨げる歩道橋の撤去や自転車走行指導帯、路面標示の設置等を実現し、自転車事故を大幅に減少できました。
• 自転車事故を防ぐ工夫の主なポイントは、出会いがしらの事故防止、横断歩道の安全確保、通過車両を防ぐことと考えています。

＜ご参考②＞
「交通安全フォーラム “安全安心に、生きる。地域と取り組むジコゼロ大作戦”」
日時：2025年12月20日（土）　13時00分～16時00分　場所：豊田商工会議所　2F多目的ホール
主催：豊田市・TMF/「タテシナ会議」分科会　協力：トヨタ自動車

1) 講演・発表：13時30分～14時50分

2) 展示：13時00分～13時30分、14時50分～16時00分

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トヨタ・モビリティ基金　タテシナ会議　自転車・二輪分科会担当

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TMFは、幅広いプロジェクトを通じて培った技術やノウハウを活用し、多様なパートナーとの協議を通して、国連が定めるSDGs（持続可能な開発目標）の考え方にも沿った活動を進め、持続可能な社会の実現に向けて貢献していきたいと考えています。