トヨタ・モビリティ基金、国際福祉機器展(H.C.R.2025)およびサイトワールド2025に出展
―「Mobility for ALL」プロジェクト採択チームとともに取り組みを紹介―
2025.09.24
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(理事長:豊田章男、Toyota Mobility Foundation、以下「TMF」)は、2025年10月に開催される「H.C.R. 2025 第52回国際福祉機器展&フォーラム」、および視覚障がい者向けの総合イベントである「サイトワールド2025」※に出展し、「Mobility for ALL」プロジェクトで活動する6つのチームの製品・サービスを紹介します。
※ 最新の視覚支援機器やソフトウェア、福祉サービス等を一堂に集め、来場者が実際に「見て・触れて・体験する」ことができる視覚障がい者向けの総合イベント。2006年から始まり、今年は17回目の開催。

行きたい場所へ、挑みたい未来へ、誰もが心のままに動き出せる社会をつくるプロジェクト「Mobility for ALL ~心も動く移動を、すべての人に。」では、国内外からの公募によって採択されたチームが、障がいのある方に寄り添い、日常生活に根ざした実証に重点を置いて、実際の活用を想定した検証を繰り返すことでアイデアのブラッシュアップを進めてきました。
H.C.R. 2025では、移動における課題解決や移動が楽しくワクワクするようなアイデアの実現に取り組む4チームが、製品・サービスの体験型の展示を行います。また、サイトワールド2025では、2チームが視覚に障がいのある方の移動をサポートする機器を展示・紹介をします。
今回の出展を通じ、私たちが取り組んでいる「Mobility for ALL」プロジェクトに込めた思いを広くお伝えするとともに、ブースに来ていただいた皆さまとの対話を通じて、誰もが移動を楽しみ、また移動することで広がる新たな可能性に挑戦できる未来の実現につなげていきます。
<H.C.R. 2025 第52回国際福祉機器展&フォーラム>
会 期:10月8日(水)~10日(金)
10:00~17:00(10日(金)のみ16:00まで)
会 場:東京ビッグサイト 西 1ホール(ブース:W-1064)
ウェブサイト:https://hcr.or.jp/
出展内容:
- センサリーマップ 「Calmspot」 (株式会社クリスタルロード)
音・光・ニオイなどの五感情報や、カームダウンスペース等の情報を共有できる投稿型のウェブサービス - 「補聴グラス」 (サイナーズ株式会社)
会話内容を手話通訳映像・字幕に変換しARグラスに投影する次世代補聴デバイス - バリアフリーマップ 「WheeLog!」 (認定NPO法人ウィーログ)
ユーザーが実際に利用した施設などを投稿・共有できる参加型のバリアフリーマップアプリ - 分身サービス 「GENCHI」 (株式会社 toraru)
誰もがどこからでも、現地での目的達成ができる、オンライン分身プラットフォームサービス
<サイトワールド2025>
会 期:10月16日(木)~18日(土)
10:00~16:30(18日(土)のみ16:00まで)
会 場:すみだ産業会館 サンライズホール
ウェブサイト:https://www.sight-world.com/
出展内容:
- 上半身の高さの障害物検知ができるアイウェア 「TAMI」 (Lighthouse Tech SA 、スイス)
メガネのつるに搭載したセンサーで、白杖では検知が難しい上半身の高さの障害物を検知し振動で知らせるアイウェア - 次世代のスマート白杖 「SmartCane2」 (WeWalk Limited 、イギリス)
スマートフォンと連携したナビゲーションや音声ガイド、上半身の障害物検知が可能なセンサーも搭載したスマート白杖
<関連サイト>
トヨタ・モビリティ基金、「Mobility for ALL」の日常の移動テーマにおいて、2025年度に新規に活動する3チームを採択|お知らせ|一般財団法人 トヨタ・モビリティ基金
トヨタ自動車は創業以来、お客様、ビジネスパートナー、従業員、そして地域社会等、全てのステークホルダーを尊重しながら、自動車を通じた豊かな社会づくりを目指して事業活動を行なっています。そして、より公益的な活動を行うことを目的に、2014年8月、TMFを設立しました。 TMFでは、モビリティを通じた豊かな社会づくりへの貢献に向けて、世界中で移動課題への対応をはじめとした幅広いプロジェクトに取り組んでいます。

TMFは、幅広いプロジェクトを通じて培った技術やノウハウを活用し、多様なパートナーとの協議を通して、国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)の考え方にも沿った活動を進め、持続可能な社会の実現に向けて貢献していきたいと考えています。
参考資料