トヨタ・モビリティ基金、「Mobility for ALL」プロジェクトにおいて、障がいの有無にかかわらず、誰もがスポーツ観戦を楽しむためのアイデア募集を開始
2025.05.23
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(理事長:豊田章男、Toyota Mobility Foundation、以下「TMF」)は、障がいの有無にかかわらず、行きたい場所へ、挑みたい未来へ、誰もが自分らしく踏み出せる社会を目指すプロジェクト「Mobility for ALL」において、スポーツ観戦や試合会場での様々な体験を楽しむためのアイデアを募集します。採択されたチームについては、2025年秋に開業する「TOYOTA ARENA TOKYO(東京都江東区)」※にて、B.LEAGUE所属のプロバスケットボールクラブ「アルバルク東京」の試合での実証を予定しています。
※TOYOTA ARENA TOKYO:「可能性にかけていこう」というコンセプトのもと、スポーツ、モビリティ、サスティナビリティ領域を中心に、様々な可能性が集積し、その可能性が解き放たれる場所として、東京・お台場エリアの青海に、2025年秋に開業予定。
先日募集した「日常の移動」テーマでは、障がいのある方の日常に寄り添い、移動における課題解決や移動が楽しくワクワクできるようなアイデアの実現に向けて取り組みを始めました。
移動によって広がる世界で、喜んだり感動したり、ときには泣いたり、障がいの有無にかかわらず誰もが同じ瞬間をともに感じ、楽しめる未来を目指し、「スポーツ観戦」をよりワクワク・エキサイティングな体験にするアイデアを募集します。これらアイデアは、様々な可能性を広げていくことをコンセプトとする「TOYOTA ARENA TOKYO」で実証を行う予定です。定期的な面談を通じた実証成果を最大化するためのサポートや、活動支援金、当事者/有識者とのネットワーク機会などを提供し、本年11月頃の実証に向けて活動を進めていきます。
プロジェクト概要と募集要項
募集期間 | 2025年5月23日(金) ~ 6月13日(金) 23:59 |
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募集テーマ | 障がいの有無にかかわらず、「スポーツ観戦」や試合会場での様々な体験をよりワクワク・エキサイティングにするためのアイデア ・スポーツ観戦を可能にする ・スポーツ観戦における体験の可能性を広げる - 障がいの有無にかかわらず、同じ活動や空間を楽しめる - スポーツ観戦の新しい楽しみ方や価値を生み出す ・スポーツ観戦に付随する体験を向上させる - 施設内での移動・食事・トイレ等の様々な課題を解決する |
応募対象者 | 本プロジェクトのコンセプトに共感し、ともに活動可能な国内外の個人・法人(営利・非営利を問わない) |
応募方法 | https://mobility-contest.jp/department1-2025/ よりエントリー |
選考プロセス | 書類選考後、オンラインで面談を実施 |
本プロジェクトの特徴 | ・参加チームへの伴走支援 実証成果の最大化に向けた支援、ビジネスモデル検討支援等 ・実証機会の提供 実証に参加いただく当事者の紹介、実証を行う場所の調整等 ・企業・団体、投資家、有識者とのネットワーク機会の提供 ・実証準備のための活動支援金の提供(上限1,000万円) ・メディア発信の機会 |
活動期間 | 採択後~2025年12月(実証:11月頃を予定) |
「Mobility for ALL」プロジェクトでは、スポーツが持つ人の心を動かし、社会を前向きにする力によって、障がいの有無にかかわらず、誰もが新たな可能性に挑戦できる未来の実現を目指していきます。 トヨタ自動車は創業以来、お客様、ビジネスパートナー、従業員、そして地域社会等、全てのステークホルダーを尊重しながら、自動車を通じた豊かな社会づくりを目指して事業活動を行なっています。 そして、より公益的な活動を行うことを目的に、2014年8月、TMFを設立しました。 TMFでは、モビリティを通じた豊かな社会づくりへの貢献に向けて、世界中で移動課題への対応をはじめとした幅広いプロジェクトに取り組んでいます。

TMFは、幅広いプロジェクトを通じて培った技術やノウハウを活用し、多様なパートナーとの協議を通して、国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)の考え方にも沿った活動を進め、持続可能な社会の実現に向けて貢献していきたいと考えています。
参考資料