トヨタ・モビリティ基金、障がい者スポーツの普及に向け国際パラリンピック委員会を支援
2024.11.01
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(理事長:豊田章男、Toyota Mobility Foundation、以下「TMF」)は、グローバルでの障がい者スポーツのさらなる普及と発展に向けた活動への支援を行うため、国際パラリンピック委員会(以下「IPC」)と助成契約を締結しました。
今回の支援は、現在活躍中のアスリートや指導者の育成、大会参加への援助に加えて、将来に向けた仕組みや環境づくりにまで視野を拡げたものとなります。具体的な内容は以下のとおりです。
■プログラム概要
(1) 期間
2025年1月~2028年12月(4年間) *支援額は非公表
(2) 内容
世界各国のアスリートや関係団体を支援対象に、以下3つの柱でプログラムを構成
①アスリートの発掘・育成
今回のプログラムの中核として、才能の発掘、競技出場機会の提供、指導者、障がいレベル判定員の育成等、障がい者スポーツの長期的発展の基盤づくりを支援
②障がい者スポーツ界を牽引する人材の育成
スポーツを通じて、「障がい者のインクルージョン※」という前向きな社会変革を世界中で推進するリーダーの育成を支援
※インクルージョン: 障がいの有無や年齢、性別、国籍などに関わらず、誰もが相互に尊重し合い、個性を認め合える社会の実現を目指す取り組みの考え方
③障がい者スポーツ普及促進、環境整備
IPCメンバーである各国パラリンピック委員会(以下、「NPC」)や競技団体と協力して、若者や子供を含む障がい者がスポーツに参加し、慣れ親しむ機会を提供
これらの活動は、豊富なノウハウ、ネットワーク、活動実績を有するIPCが全体の管理を実施します。そして、最も支援を必要とする各国NPCや競技連盟、その先のアスリートに適切な支援が行き届くように、対象の選定と優先順位付けを行いながら、人々の生活やコミュニティを変え、世界中で障がい者のインクルージョンを推進します。
困難を乗り越えながら挑戦を続け、不可能を可能にする障がい者スポーツの精神は、「チャレンジ」「リスペクト」「インクルージョン」の象徴であり、トヨタの理念にも通じています。TMFは、障がい者スポーツのさらなる普及と発展に貢献するとともに、一人でも多くの人への「機会の提供」や「夢の実現」につなげていくことを目指します。
トヨタ自動車は創業以来、お客様、ビジネスパートナー、従業員、そして地域社会等、全てのステークホルダーを尊重しながら、自動車を通じた豊かな社会づくりを目指して事業活動を行なっています。そして、より公益的な活動を行うことを目的に、2014年8月、TMFを設立しました。 TMFでは、モビリティを通じた豊かな社会づくりへの貢献に向けて、世界中で移動課題への対応をはじめとした幅広いプロジェクトに取り組んでいます。
TMFは、幅広いプロジェクトを通じて培った技術やノウハウを活用し、多様なパートナーとの協議を通して、国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)の考え方にも沿った活動を進め、持続可能な社会の実現に向けて貢献していきたいと考えています。
参考資料