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トヨタ・モビリティ基金、アイデアコンテスト「Mobility for ALL」部門で活動する17チームによる実証実験を富士スピードウェイにて実施(11/16-17)

一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(理事長:豊田章男、Toyota Mobility Foundation、以下「TMF」)はアイデアやソリューションの社会実装を目指すコンテスト「Make a Move PROJECT」の「Mobility for ALL ~ 移動の可能性を、すべての人に。」部門において、11月16日~17日に行われる「ENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE 第7戦 S耐ファイナル 富士」の会場で実証実験を行います。

Mobility for ALL コンテストWebサイト

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2022年より開始した本コンテスト「Mobility for ALL ~ 移動の可能性を、すべての人に。」部門では、誰もがスポーツ観戦や会場までの道のりを快適に楽しめるようなアイデアの公募を行っています。本年度は国内外80件を超える応募の中から、当事者の視点や、提案の革新性等の観点、外部有識者などの意見も踏まえて10チームを採択。5月には実証実験に向けた活動支援金(一件あたり最大2,000万円)を授与しています。
この度、2023年度のファイナリスト7チームと合わせ、計17チームが11月16日~17日に富士スピードウェイにおいて実証実験を行います。

<概要>

2024年採択チーム
実証内容
Eyesynth, S.L. (スペイン) 周辺の環境を3Dでリアルタイムに記録し、物体の位置や大きさを把握できる視覚障がいのある方向けスマートグラスの実証
veernca 合同会社 感動的な瞬間を「撮音」し、視覚障がいのある方もない方も同じように、音による感動を分かち合える体験の実証
特定非営利活動法人ウィーログ 車いす利用者向けの施設バリアフリーマップ「Wheelog!」及び車いす移動をシミュレーションできるアプリの実証
WeWalk Limited (イギリス) 視覚障がいのある方向け上半身の障害物検知と音声ガイド機能付き白杖による移動支援の実証
株式会社 コボリン 車いす利用者が自身の操作で姿勢を自由に変化できる車いすユニット「ハイネル」を利用したレース観戦体験の実証
株式会社 toraru 移動が難しい方へ疑似的な移動・レース観戦等を可能にする分身サービス「GENCHI」の体験実証
Dotlumen SRL(ルーマニア) 空間ナビゲーションAIを利用し、視覚障がいのある方が盲導犬に引っ張られている感覚で歩くことができるゴーグル型デバイスの実証
Hable One BV(オランダ) 視覚障がいのある方の直感的なスマートフォン・タブレット操作を可能にする外付けキーボードの実証
PLAYWORKS株式会社 必要な場所に貼ることで、点字ブロックの代替となる視覚障がいのある方向け歩行誘導「ココテープ」による自立的な移動支援と屋外版の実証
合同会社 道設計 手動車いすを楽に押すための駆動アシスト電動装置「押シスト!」の実証
2023年ファイナリスト
実証内容
株式会社Ashirase 視覚障がいのある方の靴に装着し、振動で誘導するナビゲーションシステム「あしらせ」用の歩行ルートアルゴリズム及び目的地付近サポート連携機能の紹介
株式会社Cone・Xi 訪問看護師と介護車両とのマッチングの仕組みを活用し、障がいのある方のニーズにも合った医療介護事業者と連携した移動支援サービスの事業モデル紹介
株式会社JDSC 視覚障がいのある方がリアルの体験において、SNS上の関連コンテンツのフィードバックから大きな没入感を得る観戦体験の実証
株式会社袖縁 困っている人が安心して楽しめる環境を作る、困っている人とサポーターをスマートにつなぐアプリの機能実証
テクノツール株式会社 肢体障がいのある方がレーシングシミュレーターを操作するためのデバイス開発及びeモータースポーツでの活用による体験実証
株式会社電通 視覚障がいのある方向けスポーツ実況リアルタイム生成AI「Voice Watch」の対応競技の拡大及び事業モデルの紹介
Lighthouse Tech LLC(スイス) ファッション性と障害物検知の機能性を兼ね備えた視覚障がいのある方向けアイウェアフレームでの移動支援の実証

ご参考:2023年コンテスト概要

当日は、障がいのある方や外部有識者をはじめ、一般の方も含めたより多くの方に参加いただき、嬉しさや効果について検証を行います。

今回の実証実験後、12月に最終選考会を予定しており、社会的インパクト、持続可能性の観点などから選考を行い、採択された案件には社会実装に向けて取り組むための更なる支援金を授与します。

トヨタ自動車は創業以来、お客様、ビジネスパートナー、従業員、そして地域社会等、全てのステークホルダーを尊重しながら、自動車を通じた豊かな社会づくりを目指して事業活動を行なっています。そして、より公益的な活動を行うことを目的に、2014年8月、TMFを設立しました。
TMFでは、モビリティを通じた豊かな社会づくりへの貢献に向けて、世界中で移動課題への対応をはじめとした幅広いプロジェクトに取り組んでいます。

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TMFは、幅広いプロジェクトを通じて培った技術やノウハウを活用し、多様なパートナーとの協議を通して、国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)の考え方にも沿った活動を進め、持続可能な社会の実現に向けて貢献していきたいと考えています。

参考資料

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