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トヨタ・モビリティ基金、 「モビリティ・アンリミテッド・チャレンジ」において クラウドソーシングを活用し、世界中からアイデアを募集

一般財団法人 トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation。以下「TMF」)は、2017年11月に開始した「モビリティ・アンリミテッド・チャレンジ(※)」において、クラウドソーシングを活用し、下肢麻痺者向けの補装具開発のヒントとなるような意見やアイデアを世界中から募集します。

※ 下肢麻痺者の自立した生活の支援と移動の自由に貢献する革新的な補装具に関するアイデア発掘と開発支援を目的としたコンテスト形式の活動で、開発支援資金として総額400万ドルが提供されます。約3年の開発期間中に二回の段階的な選考を行い、2020年夏に東京にて優勝者を発表する予定です。
「モビリティ・アンリミテッド・チャレンジ」開始時プレスリリース
http://toyotamobilityfoundation.org/pdf/press_release_20171116_jp.pdf

クラウドソーシングとは、不特定多数の人々に向けて、サービスやアイデア、コンテンツ等の提供を呼びかけるオンライン上の参加型活動です。
本チャレンジのクラウドソーシングでは、下肢麻痺者が日常生活で直面する不便、様々な経験、理想的な補装具等の意見やアイデアを募集し、それが起業家や技術者による独創的な補装具の開発のきっかけになることを目指しています。
この活動には、ソーシャルメディア上で、ハッシュタグ「#MyMobilityUnlimited」をつけて投稿することで参加でき、ソーシャルメディアの活用により、多くの人々の多様な意見やアイデアの投稿を促進します。

本チャレンジの主旨に賛同いただいているマロリー・ウェガーマン氏(平昌パラリンピックのNBCテレビレポータ)、エイド・アデピタン氏(英国車いすバスケットボール選手、TV司会者)、サマ・ブルク氏(ブラジル、車いすテニスプレーヤー、モデル)、マーティン・シブリー氏(ジャーナリスト、アナウンサー)らが、自身のソーシャルメディア上でメッセージを発信し、より多くの人々の参加を呼び掛けています。
動画:https://youtu.be/AsNjyCzYCgk

また、世界で活躍する下肢麻痺者の中で、田口亜希氏(一般社団法人日本パラリンピアンズ協会理事、日本郵船株式会社)、オーガスト・デ・ロス・レイエス氏 (ピンタレスト社、デザイン責任者)、プリーティ・スリニバサン氏(インド アスリート)、ロ-リー・A・クーパー氏(米国ピッツバーグ大学人間工学研究室ディレクター)、サンドラ・クマロ氏(南アフリカ ボート選手)、ソフィー・モーガン氏(英国 TV司会者)、タチアナ・マクファデン氏(米国 陸上選手)、インカ・ショニベア氏(ナイジェリア系イギリス人アーティスト)らが本チャレンジのアンバサダーとして就任しており、クラウドソーシングにも参加予定です。
アンバサダー紹介Webサイト:https://mobilityunlimited.org/people/ambassadors

本チャレンジに関する応募方法等の詳細は以下リンクを参照
「モビリティ・アンリミテッド・チャレンジ」 公式Webサイト mobilityunlimited.org (英語のみ)

TMFは、2014年8月の設立以来、豊かなモビリティ社会の実現とモビリティ格差の解消に貢献することを目的に、タイやベトナム、インド、ブラジルでの交通手段の多様化や、日本の中山間地域における移動の不自由を解消するプロジェクトへの助成など、世界のモビリティ分野における課題に取り組んでいます。
今後も、トヨタの技術・安全・環境に関する専門知識を活用しながら、大学や政府、NPOや調査研究機関等と連携し、都市部の交通課題の解消、パーソナル・モビリティ活用の拡大、次世代モビリティ開発に資する研究などの取り組みをさらに拡大していきます。

参考資料

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