手足に特徴のある子どもたちが自分らしさに誇りを持ち、成長できる社会を目指す運動用具の普及支援
障がいを理由にやってみたいことをあきらめない、チャレンジする環境づくり
成長過程の子ども達が様々なことに挑戦したり体験したりすることは、心身の発達にとても重要です。また子どもは、体を動かし、チャレンジすることが大好きです。手や足に障がいがあってもその気持ちは変わりません。しかし、日本で販売されている障がいのある子どものための運動用具は、殆どが海外製で非常に高価なため、簡単には手に入れられません。
トヨタ・モビリティ基金(TMF)は、手足に特徴のある子どもたちへの新たな体験の提供に向け、医療、工学、福祉や教育機関等、多様な業種と専門職が集まったチームと共に、様々な課題に取り組んでいます。
安心して使える運動用具の開発
運動用具の開発では、主に「価格」と「強度」、この2つの大きな課題に直面しました。 子ども用の義肢の市場規模が極めて限定的であることから、誰もが入手可能な用具を目指すには、低価格化が必須となります。また成人用と大きく異なる点として、子ども用は成長を見越した設計が求められ、複数のサイズ展開、過度な使用に耐えうる強度が必要となります。 それらの課題についてチームで検討を重ねながら、縄跳び用具を開発することができました。
手足に特徴のある子どもたちへ新たな体験の提供に向けた活動
縄跳び用具は2024年から生産を開始すると共に、体験会などのイベントも行っています。手足に特徴のある子ども達が様々なことに挑戦できる社会を実現するために、このような用具の認知度向上はもちろん、子ども達を支える輪のさらなる拡大を目指していきます。
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